2006年5月31日水曜日

若者達

今回もまた専門学校から実習生がやって来た。
面接に現れたのは、可愛らしくて背の小さい女の子であり、いささか心配であったのだが、「アルバイトはしてるんですか」と尋ねると、カプリカプリさんで1年アルバイトをしていると言うではないか。
「専門店で女の子が1年アルバイトしてるのなら大丈夫だな」と思っていると、うちのバイトのナガイ君が、彼女と同じ学校であり、「彼女は結構凄いと思う」と、お墨付きを頂いた。
ナガイ君も只今、アルバイトはお休みで実習に行っている。
私も、前途有望な若者達の、少しでも役に立てればいいなと思う。

2006年5月28日日曜日

ダ・ヴィンチ・コード

話題の映画は見たいので、どうせならと、ヤマに「ダ・ヴィンチ・コード」を見に行く約束を取り付けた。
可愛いヤマとレイトショーを見に行く事になり、すっかり舞い上がっていた私は、うっかりヤマの事が大好きな友人に口を滑らせ、2人で映画に行く事を言ってしまった。
案の定、「あたしも行く」と言い出し、押し問答の末、ついには、「お前が来るな」と言われ、結局3人で行く事になってしまった。
「あんたダ・ヴィンチ・コード見ないって言ってたじゃん」と、友人に文句を言うと、「見ないよ、映画じゃなくてヤマちゃん見に行くだけだもん」と言い放ち、すっかり主旨が変わってしまっていた。
肝心の映画はと言えば、私はかろうじて最後まで見たが、ヤマも友人も寝ていた。
家に帰って来て寝ようと思うと、夜が明けそうになっており、「ビデオになるまで待っても良かったな・・」と、後悔しながら床に付いた。

2006年5月25日木曜日

アスパラ

アスパラの下処理をしていると、パートのヒラガさんが「あら美味しそう」と、寄ってきたので、「茎と穂なら、どっちの部分が好きですか」と尋ねると、何をバカな事聞いてるのと言わんばかりに、断然茎の部分だと言われた。
しかも、バター炒めにする時は、穂の部分は崩れるから嫌で、最初から入れないで捨てると言うのだ。
私はアスパラは、穂の部分が美味であると感じていたので、衝撃であった。私が美味しいと感じている部分は、ヒラガさんにとってはゴミなのだ。
只今ピアッツァでのアスパラを使った料理は、「北あかりのニョッキ、霧島黒豚のベーコンとアスパラのカルボナーラ風」となっております。

アスパラ

アスパラの下処理をしていると、パートのヒラガさんが「あら美味しそう」と、寄ってきたので、「茎と穂なら、どっちの部分が好きですか」と尋ねると、何をバカな事聞いてるのと言わんばかりに、断然茎の部分だと言われた。
しかも、バター炒めにする時は、穂の部分は崩れるから嫌で、最初から入れないで捨てると言うのだ。
私はアスパラは、穂の部分が美味であると感じていたので、衝撃であった。私が美味しいと感じている部分は、ヒラガさんにとってはゴミなのだ。
只今ピアッツァでのアスパラを使った料理は、「北あかりのニョッキ、霧島黒豚のベーコンとアスパラのカルボナーラ風」となっております。

2006年5月23日火曜日

桜海老

イチコさんのお父様が静岡からいらっしゃり、釜あげ桜海老を頂いた。
「うわーありがとうございますー」と言い、周りに誰も居なくなったのを確認し、まず一人でわしづかみで食べた。これが大変美味しく、「さすが静岡だ」と感動してから、皆に配膳した。賄いでアーリオ・オーリオにして食べたのだが、これもまた美味しかった。
たくさん頂いたので、それでもまだ残っていた。私は「ラッキー」と思い、暇さえあれば冷蔵庫を開けては食べ、開けては食べを繰り返していた。そして、ふらふらその辺を歩いているとナカイに、「んん?海老食べた?」と言われたので、「何故知ってるのだ」と逆に聞くと、「口に海老の足ついてる」と注意を受けた。
私はついさっきお客様の前に出て行った事を思い出し、物凄いブルーになった。いやしさ故の失態であるが。
イチコさんのお父様、ありがとうございました。

2006年5月20日土曜日

夜遊び

先日、また素敵な店長目当てで、買いもしないのにビームスに行った所、中嶋店長からイベントの話を聞いた。
心の中では「何があっても絶対行きます」と思っていたが、それではスマートさに欠けるので普通を装っていた。
友人と2人で行く予定であったが、おばんばが2人で行っても雰囲気を乱すだけであると思い、マーカスとヤマも誘った。強制連行である。
友人はすっかりヤマに首っ丈で離れなく、マーカスは可愛い女と話しをしているわで、私はただただ酒を飲む羽目になった。ふらふらしていると、中嶋店長の奥様にドーナツを貰ったのでラッキーであったが。
可哀想にヤマは、最後の最後まで私の友人が隣りから離れなかった。しかも次の日に、朝から友人に呼び出され何かと思えば、「ヤマちゃんに、楽しい夜をありがとうって」と、菓子折りを渡された。
気持ちは分かるが、菓子折りというのが悲しいばばあの習性である。

2006年5月18日木曜日

イカ墨デート

店には毎日40通を越えるメールが来るが、9割9分はエロい迷惑メールである。
残りは、予約のメールがほとんどであるが、先日「イカ墨パスタ食べたい!」というメールが来ていた。
名前は書かれていなかったのだが、彼氏とよく食べに来てくれていて、最近は結婚し子供が生まれたのでなかなか行けない、との事であった。
有難いメールに、「う~んなるほど」と、目頭が熱くなり、御礼のメールを返信した。
ピアッツァのイカ墨は、食べると口も舌も真っ黒になり、すっかりビジュアル系バンドである。
メールの方もそうであったが、よくデートで来ているカップルが食べているのを見ながら、「私ならデートでは食べない・・いや、相手が食べたいと言ったらどうだろう・・」と、まったくいらぬ心配をしながらいつも見ている。

2006年5月16日火曜日

アキコ

ピアッツァには、ほぼ毎日来てくれる常連さんがいる。
70歳過ぎかと思われるが、毎日近くのスポーツクラブ帰りに寄っては元気にビールを飲んでいく。私が入社するより前から通ってきてくれているので、もう10年以上になるであろう。
私はいつも「ノンちゃん」と呼ばれているのだが、ふと「いつもノンちゃんと呼んでいるが、私の名前は知っているのだろうか」と気になり、聞いてみた所やはり知らなかった。
「アキコですよ、アキコ、矢田亜希子と同じ字ね」と言うと、「んん、和田アキ子?」と言い出してしまい、それを聞きつけた大吉が「それじゃゴッド姉ちゃんじゃないですか」と、喜ぶ始末である。
「亜細亜の希望の子供だって」と何度も言っているのに、「和田アキ子そんな字だったか?」と、すっかり和田で覚えられてしまった。
間違えなく見た目は矢田亜希子からは程遠いので仕方あるまい。

2006年5月13日土曜日

椎茸


昨日マーカスに「椎茸のなる木」みたいな物を貰い、とりわけ気にせずその辺に置いておいた。今日来て見てみると、もう椎茸が出来ているではないか。昨日は何もなっていなかったのに、恐るべき成長である。
この成長ぶりから行くと、明日にも食べれそうな勢いであり、これからどうなるか非常に楽しみである。

2006年5月11日木曜日

イカ墨

イカ墨ソースの仕込みをすると、指が真っ黒になる。
分かっているので手袋をはいてやるのだが、イカ墨はどこからか進入して、やはり黒くなる。黒くなっても洗って取れるのであれば問題はないのだが、これがなかなか落ちないので問題である。
爪を切っても、風呂に入っても、何をしても2、3日はうっすら黒い指のままである。そんな黒い指を誰かに見られれば、「指が汚いなんて最悪だ」と思われるに違いない。なので、「イカ墨を仕込んだからなんですよ」と、誰かれ構わず言って回りたい気分であるが、そんな訳にもいかない。
今日はイカ墨を仕込んだので真っ黒である。2、3日辛抱である。

2006年5月10日水曜日

ミッションインポッシブル

外国の俳優はトム・クルーズくらいしか知らないヤスが、「オーシャンズ11と12をレンタルしてきたんですけど、おもしろいですか?」と言うので、「キャストは凄いけど、どうかねえ」と言ってやると、「えー」みたいな事を言うので、「そんなん見る前に、ミッションインポッシブルとか見た事あんのか」と聞くと、案の定見た事が無いと言う。さすがの若い衆も、何も言わないが「あの娯楽大作を見た事がないのか・・」という目でヤスを見ていた。
夏に3が公開されるので、それまでに1,2を予習させ、またヤスとレイトショーを見にでも行こうと思う。

2006年5月7日日曜日

母の日

誰かが言っていたので思い出したのだが、来週の日曜日は母の日である。
考えてみると、ここ何年も母の日にプレゼントを贈った事がない。一番最近ので思い出せるのは高校の時である。しかもカーネーション1本であった気がする。
そのくせ私は、30を過ぎたというのに毎年誕生日にはしっかり頂いている。これはひどい話である。
先日テレビで、「親が元気で生きているうちに親孝行しなきゃならん」と、和田アキ子姉さんが言ってたので、肝に銘じて、とりあえず母の日に何か贈ろうと思う。

2006年5月4日木曜日

咲かぬ梅

もうゴールデンウィークだと言うのに、肌寒い日が続いている。
ピッツァを作る場所には窓があり、そこから隣りの家の梅の花が見え、この時期例年であれば咲いているのだが、今年はまだつぼみのままである。この連休中に咲くとは思えぬつぼみぶりである。
そうかと思えば、イチコさんの実家である静岡では真夏日を記録したとニュースでやっていた。
こんな天気ばかりで、社長がこの春二度目の風邪をひいてしまったので、札幌も少し暖かくなって欲しいものである。

2006年5月1日月曜日

自転車

ヤスは入社以来、「死骨湖」とステッカーを貼った自転車に乗っていた。
長距離用のその自転車は、たまに借りて乗ると、ハンドルに手が届くか届かないかくらいの前傾姿勢になる為、非常に乗りづらく、カーブを曲がりきれずに車に轢かれそうになった事もある。その度に、借りた分際であるにも関わらず文句を言っていた。
しかもつい最近聞いたのだが、その自転車で利尻島まで行った事があるという。支笏湖だけではなかったのだ。「ふーん」と聞き流していたが、後で地図を見ると最北端ではないか。もっと皆に言って回って自慢しても、罰は当たらないと思うのだが、ヤスは本当に謙虚の鏡である。
その思い出の自転車を、この春ついに廃車にする事を決め、新しい自転車を買うと言い出した。私は去年まで自分が使っていた自転車があるのを思い出し、「ゴミに出したら金がかかるからヤスにやろう」と思い立ち、先日引き渡した。さびさびの自転車はヤスの手によって生まれ変わり、ぴかぴかになっていた。
あまりに綺麗にし過ぎたのか、嫁に自転車を狙われてると言い出したので、「あんたよりチカに使ってもらった方があたしも嬉しい」と言うと、「えーー」と言いながら、本人も納得していた。