2007年2月15日木曜日

瀕死のヨガ

「温度40度、湿度55パーセント」でやるヨガがある。無料体験があるというので、遊び半分で友人と行くと死ぬ目に合った。
スタジオに入り、「温度40度、湿度55パーセント」を体感し驚いた。有り得ない程暑いのだ。黙っているだけでも暑いのに、90分間動くなど、到底無理である。考えただけで気が遠くなった。
インストラクターが説明を始めたのだが、なんと自分は、口頭説明だけで実際に見本を見せないと言うのだ。インストラクターのくせに見本を見せないなんて、無料だから怒らなかったが、金を出していたら一言物申していたかもしれぬ。おそらく、言葉をしっかり理解して、頭で考えて動く事が大事だと言いたいのだろうが、こっちは暑さでイラついているのだ。思いっきり小さい人間になってしまい、「お前もやれ」と言いたい気持ちで一杯になった。
始まって10分で限界を感じた。あと80分もあるという現実を受け入れられず、水をがぶ飲みしていると、あっという間に底を尽きそうになっていた。もうここは砂漠である。
途中から、インストラクターの言う事は理解出来なくなった。それでなくても「あいつは自分でやらないでずるい」という気持ちがあるので、全く耳に入ってこなくなってしまった。
何とか90分を乗り切り、死なずに終わってほっとした。直後に、無料体験だったので、アンケートが配られた。
「きつすぎる」と、ミミズの張った様な字で書き、筆圧高めで「入会しない」にチェックを入れた。

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